So-net無料ブログ作成

野球・剣道・ラグビー [BOOK]

このブログで紹介している本は、児童書や若者をターゲットにしたものが多い。たく丸が中学受験したことや、女房の図書ボランティアの関係で、こうした本を読む機会が増えたためであるが、ジュブナイルも読んでみるとなかなか面白い。今回はサッカー、自転車以外のスポーツ編だ。

翼はいつまでも 川上 健一 集英社
翼はいつまでも (集英社文庫) 野球も出てくるが、あくまで A boy meets a girl もの。出だしはなんじゃこれ?といった感じだが、読むと感動するぞ。どこかの学校説明会に行ったときにたく丸が選んだ本だ。

川上健一というと、ずいぶん前に宇宙のウインブルドンを読んだだけだったので、こんな話を書くようになってたんだと驚いた。この後に買ったエッセイ集のビトウィンはたく丸のお気に入りとなり、何度も読んでいた。風呂に入りながら繰り返し読んでいたようで、表紙はフニャフニャになってしまった。

エピローグについては無かったほうが良かったという意見も目にする。おやじもその意見に賛成だ。「その後」については読者の想像に任せたほうが良かった気がするな。

武士道シックスティーン 誉田 哲也 文藝春秋
武士道シックスティーン 「剣道は好きか」という問いかけに答えるというだけのテーマで350ページ。でも文章がうまくて、一気に読ませてくれる。

剣道に限らず、何でも楽しみとしてやっているうちは良いが、それを極めてやろうとすると楽しいだけではすまなくなる。苦しいことも乗り越えなければならず、なんでこんなことをやってるんだろうと思ったり、挙句の果てにはやろうとしたことが嫌いになったりしてしまう。好きで始めたはずなのにね。結局、苦しくても続けられるか続けられないかは、それが本当に好きなのかということにかかっているのだ。

終幕の「でも勝ったもぉ~ん。二度とも勝ったもぉ~ん」ということばが印象的だ。

この風にトライ 上岡 伸雄 集英社
この風にトライ ラグビーを扱ったジュブナイル。ターゲットは小学生高学年だと思うが、大人でも楽しめる。NHKのプロジェクトXでやっていた伏見工高のツッパリ生徒と泣き虫先生のリメイク版といった内容で、さわやかな読後感が得られる小説だ。

作中に出てくるラグビーのエール「Three cheers for ~」は、おやじの会社の先輩も宴会の締めでときどきやっていた。小説の方は、キャプテンの「Hip!」にみんなが「Hi!(ハイ!)」と応えるように書かれていたが、会社の先輩の場合は、「Hurrah!(フレー!)」と応える流儀だった。もちろん、親指を上げてね。

ところで昨夏、図書館に予約した「夜は短し歩けよ乙女」はまだ連絡が来ない。年明け早々に予約した「鹿男あをによし」と「チーム・バチスタの栄光」はそれぞれ100人と30人待ちの状態だ。これらを読める日はいつになるだろうか。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

カニツンツン [BOOK]

今回は絵本の話。
 
絵本屋さんが選んだ絵本100 (別冊太陽 日本のこころ) 女房が「今日はうれしいことがあった」と話した。

女房はえくぼんやたく丸が卒業した学校で数年前から図書ボランティアの活動を続けており、朝の始業時間前に読み聞かせをしている。このため図書館で児童書や絵本を借りてくることが多い。今日は「絵本屋さんが選んだ絵本100」というムックを借りて来たのだが、その中に「カニツンツン」が載っているというのだ。有名な絵本が並ぶ中に、それほど知名度があるとは思えない「カニツンツン」が選に入っていたことがなによりうれしかったらしい。

カニ ツンツン 福音館書店

カニツンツン (こどものとも傑作集) 子どもたちが小さい頃、福音館の「こどものとも」という月刊の絵本を購読していた。「カニ ツンツン」は97年6月号、えくぼんが5才、たく丸が2才の時の本だ。各ページとも丸や三角、四角といったシンプルな図形にカニが1匹いるだけ。ストーリー性はなく、呪文のようなことばが並んでいるだけだ。届いたときは正直、「これはいったい何なんだ?」と思った。「カニツンツン ビィツンツン」に「トチチリツン トチチリトン」だぞ。

ところが読んでみると二人とも喜んで聞いている。不思議なものだ。特に気に入った部分は、「モチチイテ ヤオテバ ネゲロ、ダー」で、ここを読むといつもケラケラ笑っていた。子どもたちが寝るときに絵本の読み聞かせをしていて、休みの日はおやじも手伝っていたのだが、たく丸に好きな本を持って来いというと必ずこれを持ってくるので、一時はこの呪文を暗唱できたほどだ。不思議な本である。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

自転車ミステリ [BOOK]

10月頃だったと思うが、自転車の本が読みたくなって、図書館に行く女房に「サクリファイス」と「銀輪の覇者」の予約を頼んだ。「銀輪の覇者」はその場で借りることができたが、「サクリファイス」は20人待ちくらいだったと思う。今週になってやっと「サクリファイス」到着の連絡があり、借りて来てもらった。夏に女房が予約した「夜は短し歩けよ乙女」はまだ連絡がないんだよなぁ。

サクリファイス 近藤 史恵 新潮社

サクリファイス ぼくの勝利は、ぼくだけのものではない。

自転車ロードレースにエースやアシストといった役割があるのを知ったのは、1990年に宇都宮で開催された世界自転車選手権の放送を見たときだった。当時はなぜ個人種目なのにアシストなんて役割があるんだろう。どうして自分の勝利のために走らないんだと不思議に思ったものだ。

個人種目の形態をとっていても、ロードレースはチームレースである。メンバーの誰かが勝てば、それはチームの勝利である。レースに参加したものだけではなく、参加できなかったメンバーや監督・コーチ、メカニックといったスタッフを含めた全員が共有するものなのだ。当時はまだ若造であったおやじには、こういう感覚は持てなかったなぁ。

さて、サクリファイスである。2008年の「このミステリーがすごい!」の7位、文春の傑作では5位にランキングされた。プロットがよく間違いなく面白いのだが、表現が浅くて軽い。構成もストレートだ。この内容があれば、もう少し厚く深く読ませて欲しかったな。特に、主役とも言うべき石塚については、周りの目を通した記述のみで表現していて、それはそれでいいのだが、それならもっと書いてくれ。文句ばっかりになったが、面白いことは間違いない。2ヶ月も待たされたのに、1時間で読み終わってしまい、それが悲しい。

読み始めた時は、アシストの話だからサクリファイスというタイトルなのかと思っていた。それにしては大仰なタイトルだなぁと感じていたのだが、そういうことだったのか。

銀輪の覇者 斎藤 純 早川書房

銀輪の覇者 (ハヤカワ・ミステリワールド) 2005年の「このミステリーがすごい!」の5位にランキングされた作品だ。文庫にもなっているが、借りたのはハードカバー。細かい字で2段ぎっしり、400ページ以上の大作だ。ストーリーが起伏に富んでいるため、読みづらいということはなく、結構あっという間に読み終わってしまう。

自転車という点で見れば、設定にピンと来ないというのが正直なところだ。ロードバイクのおそらく5倍くらいの重さの実用車、シングルギアで未舗装路を連日100km走るということがどれだけ困難なことなのか想像できないのだ。これが現代のロードレースの設定で、時速60km/hで集団を飛び出し1時間逃げるとか、平均勾配9%の山を25km/hで30分とかいうのなら、そのスゴさが実感として分かるんだけど。ちなみにおやじの場合、60km/hは追い風が強く吹いていない限り出すことができず、9%の坂で25km/hを出すと3秒で売り切れるね(T_T)

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

走る小説 [BOOK]

昨年秋の朝日新聞の「走る小説」相次いで刊行という記事で、
  • 一瞬の風になれ 佐藤多佳子
  • 風が強く吹いている 三浦しをん
  • Run!Run!Run! 桂望実
が紹介され、女房と面白そうだねと話をしたが、そのままになっていた。

一瞬の風になれ(全3巻セット) 今年6月にフジテレビのボクらの時代で、あさのあつこ・森絵都・佐藤多佳子の対談を見て女房は図書館に「一瞬の風になれ」と「風が強く吹いている」の予約に行った。ところが「一瞬の風になれ」は図書館には入っておらず、「風が強く吹いている」だけ予約してきた。30人待ちくらいだったそうだ。図書館にない本は購入依頼もできるが、待ちきれないようで、第1巻を買って帰ってきた。面白くて、家族4人奪い合うように読んだ。100m×4リレーを4ケイ、400m×4リレーをマイルと呼ぶのはこの本で知った。今年の世界陸上の中継では、織田裕二も4ケイと言ってたね。

風が強く吹いている 8月になってからやっと図書館から「風が強く吹いている」の準備ができたと連絡があった。こちらも面白いが、えくぼんは「モンテクリスト伯」、たく丸は「竜馬が行く」を読み始めていたため、女房とおやじが読んだあと、いったん図書館に返して子どもたち用に再予約した。たく丸は読み終わり、えくぼんが読み始めたところだ。
ストーリーには無理があるような気もするが、まあいいか。できないと思ったところからは何も生まれないもんね。
この他、女房はあさのあつこの「ランナー」も買ってきたが、おやじは読んでいない。

サッカーボーイズ―再会のグラウンド サッカー小説も一冊紹介。「サッカーボーイズ―再会のグラウンド」だ。大人が子どもの成長の邪魔をしちゃいかん、ということが書かれている(と思う)。ジュニアの子どもを持つ親は必読の小説だろう。
涙もろい女房に、泣くから気をつけろと言ったのに、電車の中でやっぱり泣いたそうだ。続編もある。

nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(1) 
共通テーマ:
メッセージを送る

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。